北方領土でロシアが軍事演習 総理「厳重抗議する」


ロシア国防省は12日、北方領土の国後島と択捉島で軍事演習を始めたと
発表した。演習にはロシア軍東部軍管区に所属する兵士千人以上のほか、
軍用車両100台、攻撃用ヘリコプター5機が投入され、北方四島で行われる
軍事演習としては近年で最大規獏とみられる。

日本政府はロシア側に演習の中止を事前に求めたが、ロシアは要求を拒否
して実施に踏み切った。

ロシア国防省によると今回の演習では、東部軍管区内の各部隊間の連携の
確認や、島から島への部隊の移動に習熟するための上陸訓練などを実施する。

イタル・タス通信によると、今回の演習にはロシア製の新型無人航空機も投入
されているという。

北方領土には、島の守備を主任務とするロシア軍の1個師団が駐留。
メドページェフ前政権時代の2010年、四島の駐留部隊の装備の更新や
軍施設の拡充―整備に着手するなど、軍備の近代化を積極的に進めている。

ロシア軍は8月上旬、ウクライナと国境を接する西部軍管区と中部軍管区の
管轄領域で大規模な空軍演習を実施し、ウクライナとの軍事的緊張が高まった。

日本政府は13日、日本固有の領土である国後、択捉両島でロシア軍が軍事
演習を実施したことを受け、ロシア政府に厳重抗議した。

外務省は北方領土での軍事演習実施を事前に察知し、今月5日、ロシア
側に中止を求めたにもかかわらず、拒否された。

このため政府内には、ウクライナ情勢に関し欧米に合わせる形で対露制裁に
踏み切ったことへの意趣返しもあるのではないかとの見方が出ている。

安倍晋三首相は13日、山口県下関市内で、軍事演習について
「わが国として到底受け入れることはできない。外務省からロシアに対して厳重に
抗議する」と述べた。

その後、外務省の武藤顕欧州局参事官が駐日ロシア大使館のジョスキー臨時
代理大使を呼び、
「わが国の法的立場から到底受け入れられない。極めて遺憾だ」と伝えた。

ロシア側は「本国に伝える」とした。

ロシア軍の北方領土での軍事演習は平成22年7月以来。
日本側は、ウクライナ情勢を受けた対露制裁について、欧米よりも実質的な
効果がほとんどない内容にとどめていることもあって、
「制裁との直接の関係はない可能性もある」 (外務省筋)という分析もある。

しかし、安倍首相はプーチン大統領との「個人的信頼関係」に基づく北方領土
問題の解決を目指していることから、同省幹部は「今回の演習は日露関係に
決して良くない。プーチン氏の今年秋の来日はますます遠のいた」として、
領土交渉に悪影響だとみている。

from:産経新聞

政府の見解も甘いですよね。欧米と組んでロシア制裁に加わったんだから
このような逆制裁を受けても仕方がないですよね。
どっちともうまくやろうなんて、無理は最初から分かっている。ロシア制裁に
踏み切る段階で当然、予想されることです。

北方領土返還より欧米諸国との友好を選択したんで当然の制裁だと思う。
逆の立場になれば分かることだ。
ロシアだって友好的に北方領土返還を進めている相手が、自国を制裁する
ようなことをすれば、頭にくる。これが人間の常なんだ。個人も国家も何ら
変りはない。
「受け入れられぬ」ナーンテ言う政府コメントですが聞いてあきれる。

いまはこのロシアのわが国に対する制裁の事実を受け入れて、この不利な対場
からいかにして北方領土返還を友好的に進めていくかを検討していくしか方法
がないでしょう。

起こったことは過去、そのことにこだわっていては未来派開けない。

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