「拉致」日朝再交渉 北朝鮮は本気なのか!?


日本人拉致被害者や特定失踪者安否についての再調査を行う北鮮の
「特別調査委員会」が設置れて約1ヵ月。北朝鮮という世界でもも指折りの
「閉じられた国」が相手だけに、早くもさまざまな情報が飛び交っています。

この間、週刊誌を見てみると、「週間ポスト」が(怒りのスッパ抜き)として
今回の再調査を、日本からお金をむしり取る「拉致ビシネス」と。

北が遺骨収集で多額の費用負担やコメ支援を狙っており、
「金正恩の企(たくら)みに安倍政権が乗ってしまった結果、日朝協議は
完全に北朝鮮のペースで進んでいる」とばっさり。

「週刊現代」 (7月26日号)は、北朝鮮高官が明かしたとする
(独占スクープ)で、安倍晋三首相が「北から連れ帰る『拉致被害者』の名前」
と題する記事を記載。複数の拉致被害者の実名を挙げて帰国の可能性を
ほのめかしました。

一方、日経新聞は今月3日付朝刊1面で
「(北朝鮮、生存者リスト提示~拉致被害者ら『2桁』政府、情報の分析急ぐ)
と大きく報じました。

菅義偉宣房長官を始めとする政府関係者は全否定したにもかかわらず、
10日にも朝刊で「生存者リストは約30人、政府、北朝鮮情報を照合」
と続報。これには外務省幹部が「政府に対する挑戦だ」と声を荒げました。

この幹部はふだんは温厚な紳士で知られていたことから、むしろこのキツィ言葉
遣いのほうに驚いたくらいです。

日経は経済紙ということもあって数字やデータの強さには定評があります。
余談ですが、会社支給のメモ帳には、三重チェックを呼びかける標語が記載
されています。

その日経が2度も書くからには相当のディープな筋から情報を取り、二重三重
の「裏取り」を行って万全の自信を持って報じたに違いない。

なんやかんやいって政府はやっぱり隠しているんじゃないか・・・
どの社もそうした疑心暗鬼から抜け出せていないのです。

最近、日朝関係に携わる政府関係者を問い詰めるチャンスがありました。
すると開口一番、「あれと同じような情報、ありました」というではありませんか。

がっくりきた次の瞬間。「複数の情報屋が似たような話を幾つも持ってきては
(続きを)買わないかと。いずれもまともな話じゃなかった」というのです。

さらには「日経が書いたことで、週刊誌はもちろん、さまざまなメディアが臆測を
たくましく書くかもしれない。あなたはこれでいいと思うか」とまで。

よかった、やっぱりそうなのかとほっとする半面、心から信用しきれないのがこの
稼業の習い性。

ともあれ、臆測が先走った「お祭り」的報道は厳に慎みたいと思います。

国会を取材。自分より若い国会議員が増えたのも気にならなくなって久しい。

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