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スタニスラス広場 フランス・ナンシー 豪華絢爛な黄金の装飾門

芸術の街ナンシーの歴史を見守ってきた
華麗なネプチューンの門

プラタスの東部、ドイツとの国境に近い小都市ナンシーは、ヨーロッパ
を代表する2つの芸術が開花した街。18世紀の貴族たちに愛された
ロココと、19世紀末から20世紀初頭にかけて庶民の間で流行し
アール・ヌーヴォーだ。

一見、相反する2つが、なぜ同じ地に根付いたのだろうか。

その秘密を解く鍵は、スタニスラス広場に立つネプチューンの門に
隠されているようだ。11世紀以来、旧ロレーヌ公国の首都として
栄えてきたナンシーに、元ポーンド王スタニスラス・レシチニスキーが
君主に就いたのは18世紀半ば。

スタニスラスは、当時500メートルほど離れていた旧市街と新市街
を結びつけようと、3つの広場を整備し、美しいロコ゛コ調の街並み
を造り上げた。

君主の命を受け、街の設計や装飾に当だったのが、建築家
エマニュエル・エレと金具工芸師ジャン・ラムール。この2人による
最高傑作が、スタニスラス広場を鮮やかに彩るネプチューンの門
である。黄金苟鉄骨に繊細な渦巻き模様や花柄模様を施した
ロココ風の華麗な姿は、芸術の街ナンシーのシンボルになった。

手前の噴水には、三つまたの鉾を手にした海神ネプチューンの
像が力強く広場を見守る。

この門に凝縮された卓越した工芸技術は、ナンシー出身の
エミール・ガレらに受け継がれ、新芸術のアール・ヌーヴォーが
生み出された。
街と街を結んだネプチュトンの門は、新旧の芸術を結びつける
役割も果たしてきた。


旅の友

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