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ミャンマーの仏教遺跡群を訪ねる旅

信者から寄進された宝石で輝きを増す仏塔の歴史

全人口の8割が信者といわれるミャンマー仏教だが、その歴史は古い。
紀元前3世紀ごろに最初の仏教が伝わり、パガン王朝の隆盛
とともに浸透。15世紀にスリランカから伝わった
「南方上座部仏教(小乗仏教)」によって、現在の形になったという。

ミャンマー仏教の総本山が、ヤンゴン市街地シングッタヤの丘に
そびえるシュエダゴン・パゴダだ。紀元前585年、ある商人が手に
入れた仏陀の頭髪を納めたのが始まりとの言い伝えが残る。
ミャンマーで最も規模が大きく、最も有名なパゴダ(仏塔)であり、
国のシンボル的存在になっている。

全体に金箔が施され、まばゆいばかりに輝く巨大なパゴダは、
高さ99・4メートル。最頂部は、76カラットのダイヤモンドを中心に
計7000個以上もの宝石が散りばめられ、巨大なパゴダを大小66
のパゴダが取り囲む。

シュエダゴンーパゴダ周辺には、長さ65・8メートル、穏やかで美しい
顔が人気の寝釈迦仏があるチャウタッジー・パゴダや、ヤンゴン最大
のマーケット、ボージョーアウンサン市場などがあり、観光客も多い。

イギリス統治時代の面影を残す市内の街並みを、車窓から眺め
たり、のんびり散策しながら、ヤンゴンの歴史に触れてみたい。

広大な大地に点在する仏塔・幻想的なバガン遺跡の夕景

ミャンマーのほぼ中央、エーヤワディ川の東岸に位置するバガン
(旧名・パガン)が都として栄えたのは、11~13世紀のこと。

41平方キロの王都には今も、約2000基のパゴダが立ち並ぶが、
かつては数十万基という途方もない数が建設されたともいわれる、
アジア最大規模の仏教遺跡群である。

バガンはまた、アンコール遺跡、ボロブドゥール遺跡と並ぶ、
世界三大仏教遺跡」の一つでもある。遺跡はニャウンウーや
ニュー・バガンなど3エリアに分かれるが、オールドーバガン
(考古学保護区)が観光の中心となる。

1000年もの時を超えて立ち続けているパゴダが、見渡す限りの
大地に点在する様は荘厳だが、夕日に照らし出された風景は
さらに美しい。オレンジからピンクに変わる広い空の下に、
シルエットとしてパゴダが浮かび上がる。

刻々と変化するバガンの風景は、悠久の歴史に招かれる旅のよう。
チャンスがあったら、じっくり観賞したい。ミャンマーは、1989年まで
ビルマと呼ばれていた。ビルマの国名の方が、なじみ深い人も多い
だろう。戦後70年。節目の年に訪れるのもいい。

旅の友

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