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介護離職 仕事と介護の両立②

介護と仕事を応援する、介護休業制度


家族の介護と仕事との両立の問題が深刻化しつつあり、働きながら
家族を介護する人も増えてきました。そんな介護と仕事の両立を応援
するのが介護休業制度。

正式名称は「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う
労働者の福祉に関する法律」で、1995年改正により、男女労働者の
介護休業の権利が法制化されています。

当初、介護休業の期間は、同一家族について連続3ヶ月間を限度
として1回限り認められていました。しかし、短期間の利用や、複数回
利用したいとの一丁ズから、平成16年に、対象家族1人(同一家族)
につき通算して93日(3ヶ月間)まで、要介護状態が生じるたびに1回
ずつ、複数回に分けて介護休業を取得できるように改正されました。

対象となる家族は、配偶者や自身の父母だけでなく、子供、配偶者の
祖父母、同居の扶養親族祖父母や兄弟などが含まれます。制度は、
右記に該当する家族がいる方が、介護休業制度を利用する場合、
2週間前の申し出をして通算93日間の介護休業を取得できます
(ただし、日々雇用者を除く)。

正社員やパート社員、派遣社員、契約社員などの雇用形態は問い
ませんが、

○勤続1年未満の方
○申出日から93日以内に雇用関係が終了することが明らかな方
○1週間の労働日数が2日以下の方

は、労使協定によっては対象外となるヶ-スがありますので、お勤め
先に確認をして下さい。状態が安定している要介護者であれば、
便利な制度ではありますが、とかく高齢者は状態が急変しやすいもの
です。この制度を利用するには、2週間前までには申請しなくては
いけないため、緊急で休みたい場合には利用できません。

また、2回目を利用する場合、介護を必要としない状態に回復し、
再度要介護状態になった場合でない限りは取得できないなど、使い
勝手が悪い部分もあることや、「職場に言いにくい」などの理由もあり、
この制度の取得率は3・2%と低い数字に留まっています。

在宅介護の負担を減らすためケアマネや小規模多機能などを上手に活用


そもそも「介護保険」は、専業主婦のような、働いていなくて
「介護に専念できる人がいる」という前提に立っているところがあり、
共働きや単身で働きながら介護するといった方々が多くなった現状には
合わなくなっているようです。働きながら介護をするには、在宅で利用
できるサービスの量が足りないのかもしれません。

そこで、ケアマネジャーを上手に活用することをおすすめします。例えば、
急な出張にも対応してくれるショートステイを案内してくれる。デイサービス
から戻ってきたあと、帰宅するまでの時間を確保してくれるようなプランを
作成してくれるなど、家族の働く時間なども考えてヶアプランを作成して
もらえるように、よく相談してみましよう。
 
また、小規模多機能型居宅介護事業所は、24時間365日、利用者
の状態や必要に応じて、「通い」を中心に「泊まり≒訪問」の3サービスを
組み合わせて利用できますし、緊急時などにサービスを変更して利用
できるというメリットがあります。

また、月額定額制のため、介護保険利用限度額からはみ出す心配が
ありません(他サービス利用の場合を除く)。

ただし、小規模多機能型居宅介護事業所を利用すると、他の事業所
が運営するサービスを受けられなくなるというデメリットもあります。
まずは、ケアマネジャーにご相談下さい。

介護をしながらでも。安心して仕事を続けるために


どうしても家族の介護となると、一生懸命になりすぎるあまり一人で抱え
込んでしまいがちですが、グループホームや老人ホームに入居する、
あるいは、家族が仕事をしている間だけデイサービスを利用するなど、
プロによる介護サービスに、大切なご家族をゆだねるという選択肢もある
のだということを、いつも頭の片隅においておきたいものです。

介護が必要なご家族がどのような介護状態で、どんなサービスを組み合わ
せることが有効か、お近くのケアマネジャー常駐の介護事業所などにご相談
されることをお勧めします。

そして、現在、介護の必要性を感じていないとしても、介護はいつ始まるか
分かりません。普段から家族や親せきの間で、積極的に話題にし、高齢の
ご家族が元気なうちから話し合うようにして良好な関係を保っていれば、
いざというときに家族や親せきが互いに協力し合え、誰かに介護の重圧が
偏ることなく、介護離職を防ぐことにつながるのではないでしょうか?   

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