スポンサーリンク

九州・産業革命遺産を巡る旅
日本の近代化を牽引した製鉄と炭鉱の産業遺産へ

旅仲間一行はまず、日本の近代製鉄発祥の地、北九州へ。産業展示施設、北九州
イノベーションギャラリーで同市の近代化産業遺産に関する概要を学んだ後、現在も
稼働中の八幡製鐵所内にある赤レンガの建造物「官営八幡製鐵所・旧本事務所
(1899年竣工)を専用の眺望スペースから見学。さらに、1901年に操業開始した同製鐵所
・東田第一高炉跡を各自で見学した。

「40年以上前、この辺に来たことを懐かしく思い出しました。八幡に行くツアーはあまりない
のですが、いつかまた来てみたかった」(山田敏二さん)。

2日目午前は、明治から昭和中期まで三池炭鉱の主力坑口だった万田坑へ。高さ
約19メートルの鋼鉄製の第二竪坑櫓、深さ264メートルの坑底まで作業員を昇降させた
頑丈なゲージと巻揚機などが、当時に近い状態で残る。
旅仲間たちはボランティアガイドの熱のこもった説明に聞き入っていた。

注目の軍艦島ヘクルージング、次の世界遺産候補、大浦天主堂も

フェリーで熊本から長崎に渡り、「明治日本の産業革命遺産」のひとつ、旧グラバー住宅へ。
石炭、造船など日本の産業近代化にもかかわったスコットランド出身の貿易商、
卜ーマス・ブレーク・グラバーが拠点とした1863年建築の邸宅だ。

長崎港を見下ろす庭園からの絶景に、岩間二支代さんは「グラバーさんもこの景色を眺めた
のでしょうね」と感心しきり。

また、旧グラバー住宅に隣接する大浦天主堂は、来年の世界遺産登録を目指す
「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」のひとつ。国内に現存する最古の教会堂で、
祭壇を飾るステンドグラスの下、しばし厳かな時間を過ごした。

3日目のハイライトは軍艦島クルーズ。長崎港では、1909年に設置された
「ジャイアント・カンチレバークレーン」など、三菱重工業㈱長崎造船所の迫力ある眺望が
楽しめる。港を出て約50分後、周囲約1200メートルを岸壁が囲う軍艦島の姿が見えてきた。
まさに「軍艦」の威容に、あちこちから感嘆の声が上がる。

最盛期に約5300人が住んだ海洋炭黻の島に、集合住宅や病院、映画館などの建物が
1974年の閉山時のまま残されている?

今回は残念ながら波高の関係で上陸できず、島の外側を回る「接近クルーズ」に変更となった。
「その分、島全体の様子をじっくり見られたのはよかった。ぜひまた来たいですね」
(飯野義明さん)とは、旅仲間の皆さん共通の思いだったようだ。


from:旅の友

スポンサーリンク